「ニキビが治ったと思ったら跡が残って中々消えない…」
「ニキビ跡がたくさんあって自分の肌に自信が持てない…」
など、ニキビ跡に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そのような方におすすめなのが、ハイドロキノンです。
ハイドロキノンは、シミなどの美白ケアに使用されており、ニキビ跡にも効果を発揮するといわれています。
そこで今回は、ハイドロキノンのニキビ跡に対する効果について紹介します。
また、ハイドロキノンの効果があるニキビ跡の種類や原因、治療法などについても解説するので参考にしてみてくださいね♪
目 次
ハイドロキノンとは「肌の漂白剤」とも呼ばれており、紫外線によるシミなどのケアに使用される美白効果が高い成分です。
その美白効果はなんと、ビタミンCの10倍以上!
シミの原因となるメラニン色素を生成する細胞自体を減少させる作用があるんです。
そのため、ハイドロキノンはメラニンによって色素沈着したニキビ跡にも効果的といえます。
ハイドロキノンは、海外では昔から美白ケアに使用されていましたが、効果がある分肌への刺激が強いため、国内での使用はこれまで禁止されていました。
しかし薬事法の改正により、2001年から国内でもハイドロキノンを化粧品に使用することが可能になりました。
ただし国内では、化粧品に含むハイドロキノン配合量は2%までと定められており、3%以上の化粧品は基本的に病院での処方が必要です。
ハイドロキノンを3%以上配合した化粧品が市販されている場合もありますが、皮膚科医監修のドクターズコスメであるため、比較的安全といえます。
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海外では、ハイドロキノンを3%以上配合した化粧品を販売していることが多く、実際に肌トラブルが起こったとの報告も出ています。
効果を求めるあまり、ハイドロキノン配合量が多い化粧品を使用したくなりますが、肌への刺激を極力抑えることが大切です。
ハイドロキノン配合化粧品を購入する際は、安全のためにも個人輸入業者から購入することは控えましょう。
【参考】厚生労働省:化粧品基準
ハイドロキノンがニキビ跡に効果があることは説明しましたが、ニキビ跡の種類によって原因も違うため、ハイドロキノン化粧品で効果があるニキビ跡と、効果がないニキビ跡があります。
ここでは、ニキビ跡の種類と原因、治療法について紹介します。
赤いニキビ跡は、ニキビの症状が治っても、肌内部の炎症が残り毛細血管の赤みが目立つことが原因でできるニキビ跡です。
肌のターンオーバーが正常であれば、2か月ほどで赤みが目立たなくなりますが、ターンオーバーが乱れていると肌の生まれ変わりサイクルが遅れるため、ニキビ跡として残りやすいです。
また、赤いニキビ跡はメラニン色素が原因ではないため、ハイドロキノン化粧品でのセルフケア効果には期待できません。
このような場合は、肌のターンオーバーを促すピーリング化粧品の使用がおすすめです。
ピーリングを行う際は週1,2回程度を目安に、優しく撫でるように行いましょう。
この時ゴシゴシ強く擦ってしまうと、刺激により肌に赤みが出てしまいます。
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ニキビが悪化し炎症を起こすと、肌細胞を守るため大量のメラニンが生成されることにより、色素沈着した茶色いニキビ跡ができます。
色素沈着した茶色いニキビ跡は、メラニン色素が原因のため、ハイドロキノン化粧品でのセルフケアが効果的です。
ケアする際は、気になるニキビ跡にスポット使いしましょう。
また、ピーリング化粧品で肌のターンオーバーを促すことも、茶色いニキビ跡を薄くする効果があります。
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凸凹のある陥没ニキビ跡は、ニキビが強い炎症を起こし、肌の内部まで深くダメージを受けたことによってできてしまうニキビ跡。
皮膚がクレーター状の凸凹になり目立ち、メイクなどで隠すのが困難です。
また、セルフケアでの完治が難しく皮膚科での治療が必要であるため、ハイドロキノン化粧品のセルフケア効果は期待できないといえます。
ニキビ跡を修復すべく皮膚が何層にも硬く盛り上がった状態をケロイドといいます。
ケロイド状のニキビ跡は、炎症が皮膚の深い部分まで達したしこり状のニキビ跡が深刻化したものです。
肌が突っ張ったような状態で、ミミズ腫れのように赤く膨らむ点が特徴です。
このようなケロイド状のニキビ跡は、ニキビを必要以上に触ることで化膿してしまった際に発生することが多いようです。
ケロイド状のニキビ跡は、他のニキビ跡よりも治るまでに時間がかかり、皮膚科での治療が必要であるため、ハイドロキノン化粧品のセルフケア効果は期待できません。
色素沈着した茶色いニキビ跡には、ハイドロキノン化粧品でのセルフケア効果に期待できることがわかりましたね。
次に、ハイドロキノン化粧品がニキビ跡に作用するプロセスを詳しく解説します。
ニキビが発生する原因は大きく分けて、毛穴のつまり・皮脂の過剰な分泌・アクネ菌の繁殖の3つです。
肌のターンオーバーが正常なサイクルで行われないと、この3つの原因が悪循環を起こし、ニキビが悪化してしまいます。
具体的なニキビの発生する仕組みは以下のとおりです。
毛穴に皮脂が詰まり白ニキビが発生
↓
アクネ菌の繁殖で炎症が起き赤ニキビに進行
↓
重症化すると化膿ニキビへ進行
このように皮脂の詰まりが原因でニキビが発生し、重症化すると化膿してしまいます。
化膿したニキビは痛みを伴うため厄介な存在です。
また、ニキビが化膿してしまっても、むやみに潰すのは控えましょう。
潰してしまうと血が出てニキビ跡が残る可能性があります。
ニキビが化膿してしまうと、治ったあとも色素沈着が残りやすくなり、茶色いニキビ跡となってしまいます。
色素沈着の茶色いニキビ跡が残ってしまった時には、ハイドロキノン配合の化粧品をニキビ跡に塗りましょう。
ハイドロキノンを塗ると肌が紫外線の影響を受けやすい状態になるため、外出前にハイドロキノンを塗る場合は紫外線対策が大切です。
また、肌を健康な状態に保つべく保湿も入念に行いましょう。
メラニン色素産出の原因となるチロシンが、チロシナーゼによって酸化されることにより、メラニン色素が産出されます。
このメラニン色素が色素沈着を引き起こすため、茶色いニキビ跡が残ってしまうのです。
そこで色素沈着したニキビ跡にハイドロキノンを塗ることで、チロシナーゼの増加を防ぎ、メラニン色素産出を抑制します。
さらにハイドロキノンがメラニン細胞であるメラノサイトを減少させ、色素沈着を改善します。
このようなプロセスで、色素沈着の茶色いニキビ跡を予防・改善することが可能です。
もちろんハイドロキノンはシミにも効果的であるため、メラニンが原因の肌悩みには幅広く活躍します。
ニキビは気をつけていてもできてしまうものであるため、なるべく跡を残さないようにケアすることが必要です。
セルフケアで治らない場合や、肌に異常が生じた場合はすみやかに皮膚科医を受診しましょう。
ハイドロキノンには、メラニン色素の産出を抑制し色素沈着を予防する効果とメラニン細胞を減少させて色素沈着を改善する効果があります。
色素沈着した茶色いニキビ跡はメラニン色素が原因のため、ハイドロキノン配合化粧品でのケアがおすすめです。
ハイドロキノン化粧品は国内でも多く販売されているため、手軽に使用できる点もポイントですね。
ハイドロキノンの使い方や効果、おすすめのハイドロキノン配合クリームについては下記関連記事をご覧ください。