海外旅行の楽しみのひとつといえば、お買い物。現地のお買い物はもちろんのこと、空港の免税店は魅力的です。出国まで待ち時間があると、ついふらっと入ってしまいます。化粧品や限定品コスメなどが売られているので、女性にとっては何時間でもいられる場所ですよね。「せっかくだし何か買わないと損かも……」と適当に買っていませんか？実は知っている人だけがこっそり得をしている、とてもお得な買い方があるのです。

そもそも免税店とは？何故安く買うことができるの？

免税店とは、税金がかからない商品を売っているお店のことです。正式には輸出物品販売場といいます。混同しがちですが、免税店といわれるお店には2種類あるのです。

 

タックスフリー（TAX FREE）

 

こちらは消費税がかからないお店のことで、街中にあります。私が住んでいる奈良では、駅前のドラッグストアにTAX FREEのレジカウンターがあって、中国人観光客が化粧品を抱えて長蛇の列を作っています。日本の納税義務の対象ではないため、消費税を支払う必要がないので免除されているのです。日本人が海外に行った時も同じ。ただし、旅行者であっても国内で消費する場合は消費税がかかります。消費したかどうかを厳密にチェックすることはできないので、商品の種類や合計5000円以上であることなど制約が設けられています。

 

デューティーフリー（DUTY FREE）

 

空港で見かけるのはこちら。輸出する商品には関税がかけられる決まりがありますが、空港の出国前エリアはどの国にも属していないという扱いなので、関税抜きの価格になります。もちろん消費税もかかりません。

そのため、日本国内で買うより相当安く買うことができます。値段が高いものほど割引率は高くなるので、大きなお買い物は免税店で済ませるとお得です。

対象の商品は、化粧品・香水・時計・バッグ・お酒・たばこ・食品・電気製・伝統工芸品などなど。結構なんでもあります。ちなみに機内のカタログに載っている商品もデューティーフリーです。

免税店はwebショップでの事前予約がおすすめ

大規模な免税店には事前予約サイトがあります。通販サイトのように商品の説明をじっくり見て予約できるシステムです。国内の代表的な空港のサイトは以下のとおり。最寄りの空港のサイトはぜひチェックしてみてください。普段は手が届かないデパートコスメやブランド品もたくさんあって見ているだけでも楽しいですよ。

 

成田空港

http://www.fasola-shop.com/

 

関西国際空港

https://www.kixdutyfree.jp/

 

中部国際空港

https://www.centrair-df.jp/sp/

 

福岡空港

https://dfree.fuk-ab.co.jp/

 

予約の流れは、フォームに個人情報を入力→ほしい商品を予約→届いたメールや予約番号を持ってカウンターへ。限定品コスメや国内未発売のブランド品は売り切れやすいので予約しておけば安心です。サイトでほしいものをチェックすれば、時間がなくてじっくり見られなかった！なんてこともなくなります。探し回る手間も省けて、余った時間はのんびり出国を待つことができます。なにより、旅行準備中のワクワクした気分でほしいものをチェックできると、旅の楽しみがひとつ増えて嬉しいですよね。

 

事前予約で更に割引。限定プレゼントも。

 

その1：プレゼントがついてくる

 

対象商品は限られていますが、人気ブランドの化粧品などを予約すると同じブランドのポーチがプレゼントでついてくることがあります。他の特典はマグカップ、コットン、レプリカセットなど。レプリカセットはブランドのスキンケアライン一式なので、そのまま海外に持っていって使えるのが嬉しいですね。他にもバッグの特典にはバッグチャームなど、各ブランドからいろんな特典が用意されています。詳しくは各サイトの「予約キャンペーン」のページを参照してください。

 

その2：WEB予約で5%オフ

 

大手の免税店予約サイトでは、事前にWEBで予約すると5%オフになる特典があります。免税+プレゼント+5%オフとなると、予約せずに買うなんて考えられません。ちなみに国内の空港だとANAカードやJALカードの支払いでさらに5%〜10%オフになることがあります。どのカードで割引されるかは店内に掲示されているので、必ず確認してください。

 

その3：「アレ買ってきて！」が簡単

 

海外旅行に行く友人や海外出張のお父さんにおつかいを頼みたくても、探し回る手間を考えるとなかなか「買ってきて」とは言いにくいものです。特に化粧品や限定品コスメをお父さんに頼むと間違ったものを買ってきそう……。自分で予約しておけばそんな心配も必要ありません。友人には「免税店行くならこれもお願い」とメール予約画面を送ればいいし、機械にうといお父さんなら予約番号を伝えるだけでOK。

 

いかがでしょうか。知っていればお得満載の免税店、ふらっと入るだけなんてもったいないですよね。次に海外旅行に行くときはぜひ思い出して、賢くお買い物を楽しんでください。